とんでもないグループを好きになってしまった
滝沢歌舞伎ZEROの感想&考察ブログです!!
前に書いたものを大幅に加筆修正して書き直しました
1. オープニング 「ひらりと桜」
2. 組曲
3. 殺陣 (モノクロ)
4. 変面
5. Maybe
6. バラード 「My Friend」
組曲と殺陣、My Friendは前とほとんどまるまる内容が変わってます。
ひらりと桜、変面、Maybeは大体一緒だけどちょこっと変わってるかな。
※とんでもなく長いのは変わってません。(8073字)
1. オープニング 「ひらりと桜」
めちゃくちゃ良い。泣いた。いや冗談抜きで。
ステージ上で微動だにしない9人の男たち、幻想的な音楽、あまりの美しさに息が止まった。静寂。(音楽鳴ってるけどな)
ここから始まる壮大で可憐な舞台の幕開けを予感させる儚くも力強い雰囲気が会場を包み込んでいます。
それにこっちはさ、この後あの曲来るって分かってるからさ、正気ではいられないワケ。だってもうすぐあれ来るもん。これで落ち着いてられる奴どこの誰??
あーーくる。Snow Man動き出した。やば、座長なんだもんなぁ、カッコイイ。
そして言わずもがな0番めがけて真っ直ぐ歩いてくる岩本さん。
くぁああああああああ!!!!凛々しい!!!
座長!!!!!かっこいい!!!!!!!!!!
ともう感情が大暴れ。大して歌舞伎知らん新規のくせに。ごめんなさいほんと。
でついにオープニング曲『ひらりと桜』スタート。この曲とても好き。
曲名も歌詞も"和"をテーマにした古風な雰囲気なのに、音やメロディーはシンセを使った中々に近代的なサウンドで。ピアノよりエレクトーンで弾く方が似合いそうな感じ。
滝沢歌舞伎にはそういう伝統と新しさを織り交ぜた要素が一貫してあります
滝沢くんが表舞台から退き、座長をSnow Manに託したこのタイミングで新たにオープニングテーマとして生み出されたこの「ひらりと桜」。
まさにこの「滝沢歌舞伎ZERO」を象徴する曲です
そして滝沢歌舞伎の紹介VTRでことごとく登場するあの有名なシーン。通称 ドサリと桜...だったっけ?
大量の桜吹雪。その中から現れる9人が まぁかっこいい。。。
もーーこれだけで8800円払った価値あったね。
先程までのクールな表情から一変、アイドルスマイルともまた違う朗らかとした笑顔で踊るSnow Man、全身で春の喜びを表現するかのようなパフォーマンス。まさに花開いた舞台のオープニングに相応しいステージです。
(ひらりと桜、好きすぎて長くなりそ〜...)
でね、いわふかさんはどうしてそんなに声の相性がいいの??
彼らだけでなく、きっとパート割りがそれぞれよく合う組み合わせになってるんだと思う。すっと入ってくる歌声が。
あとキーが低めなのも良いよね、みんな低音がとても綺麗に響く人たち。
2人ずつ照明のサスに当たりながら前に出てくるのすごい良かったな.....
これが春の踊りってやつか、、、
ちなみにドキュメントでラウールも言ってた。
めめあべパートの
『栄華を極めた花は 継ぐる種を花咲かす』
"栄華を極めた花"は13年にわたり滝沢演舞城、滝沢歌舞伎を創り上げ進化させてきた元座長、滝沢くん。
"継ぐる種"はそれを引き継いだ新座長、Snow Man。
めちゃくちゃええやん
その他にも綺麗な日本語と共に胸を打つ歌詞が散りばめられていてとっても素敵。
( 「ひらりと桜」音源欲しいなぁ...でもこれが今までのオープニング曲「いにしえ」のように"舞台の曲"としてこの先また何年何十年と引き継がれるとしたら、Snow Manだけの曲にはならないのかなぁ... )
ここで間奏の私
「 あっ!!!本庄先生!!!!!!!!!」
バトントワラーの本庄千穂さん。
JOHNNY’S Experience のとき美Tubeで美 少年にバトン指導をビシバシしてたから勝手に知ってる。
そういえば滝沢歌舞伎に出てるって浮所くんか誰かが言ってたな.......
なんてことも頭を過りつつ。
そんなバトントワリングの皆さんの周りを舞うSnow Manも見どころ。風に舞う桜の花弁ですよ。脱いだチュールの衣装すら演出に組み込まれているなんとも粋な仕掛けに痺れました。
はい!!ラウちゃんのラスサビ来ましたよ!!!
Mステや音楽の日でもド肝を抜いたよね、ここ。
Snow ManとJr、その他パフォーマーを従えてど真ん中で歌い出すラウちゃん。。。
まだ15歳、うぶな不安定さを合わせ持ちながらも揺るぎない可能性を感じさせ、これから拓く未来をしっかり見据える曇りのない瞳。
その様子は新たな春の訪れと芽吹きを体現するかのようで、新生Snow Manの躍進を確信させる輝きと存在感を放っています
エ、エ... エモ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
語彙力大崩壊ですよ、それくらい凄い。
全人類見て〜〜〜!泣泣
というオタク定番の叫びがここで存分に出ます。
大ラスサビ、ラウちゃんをいわふかが挟むフォーメーション。みんな好きでしょこれ。
なんていうか泣いちゃうんだよね...(あなた最初から泣いてますよ)
2. 組曲
これね、よく分からん。!!!!
演出や演者の表情が、どういう意図で何を示しているものなのか。
あのね、
基本的に滝沢歌舞伎って演目に関してほぼ何の説明も無いんですよ...................
これはこういうことを表現してますよ〜的な、ガイド的なものが何も無い。
だからオタク勝手に考察しますよ?
勝手な解釈で受け取りますよ??いいんだな??
てなわけで私は、各々の受け止め方で見ろ、という意味だと都合良く捉えることにした( )
始まりはSnow Manが1人ずつ舞台上に現れる
まだ何にも染まってないというような真っ白な衣装
全員が別々の方向を向いていて、声をかけようとして振り払われたり、焦るように走り出したり。
お互いのことが霧の中で見えていなくて彷徨っているような印象。
舞台の下手側に一際色の濃いピンクの桜の精みたいなのが居るんだけど、ふっと彼女にスポットライトが当たる。そうすると少し重たい焦燥感のある音楽に変わるんですよ
ここで、今までバラバラだった男たちが統率が取れたように踊りだす。
あれ、なんなんだろうな.....
芸事の世界を象徴する、何か大きな存在...といった感じですかね、
アレを追い求めるし、アレに狂わされながら芸事に身を窶しているんだろうな。きっと。
列になって飛び跳ねて走ったり我先にと手を伸ばすけど、希望を打ち砕くように雷が轟いて暗転。
そこから意思を新たにしたように、少し希望を見せるような照明と音楽の中躍り続けるSnow Manたち。
お、ちょっと流れ変わった...??
その瞬間、ふと佐久間くんがあの精と目が合う。
1人だけ輪を外れて飛び出てる。
この時佐久間くんは何を見たんだろう.....
切なげな表情で、まるで彼女に見初められるのが悲願でもあるかのように見つめて、惹かれて、でもそれを必死に振り払う表情
1人ではそこに行けないとでも言いたげで、そして輪の中に戻る佐久間くん。
組曲はクライマックスを迎えようとしていて、
皆が桜の精を見据えています。
1人ではたどり着けない場所に、8人の期待をのせて掴み取ろうとするかのように目黒さんの背中に飛び乗って大きく跳ね、手を伸ばす佐久間くん。
でも、精が降らす桜の花びらにはあと一歩手が届かなかった。
あとほんの少しだけ足りない。でもきっと9人ならいつか...
そう言いたげに、鋭い眼光の光る目で見上げるSnow Manたち。
.....
とまあ、こんな感じの解釈でどうでしょうか??!!!
「組曲」の流れや終わり方にそんなものを感じました。
そしてこの半年後にデビューするんですよ、
デビューしちゃうんですSnow Man。
もしあの桜の精が、そういう類の誰もが辿り着きたい栄光の隠喩みたいなものだったら...なんて思いながら見てみるとハァーーーーーーーッ…てなる
ガムシャラさがありながらも一糸乱れぬ踊りはその壮大な音楽と相まって心を揺さぶり胸の奥をぎゅっと掴んできます。
目黒くんが組曲のことを「自分との闘い」と言っていましたが、確かにみんな気持ちで踊っている感が凄い。次の振りを追う理性よりも、強い気持ちが先立って身体を動かしているように見える。
魂を削ってこの一大エンターテイメントに挑む姿勢、そしてアイドルとして必死に夢を追いかける9人の覚悟みたいなものが表れている気がしました...
3. 殺陣(モノクロ)
最初の影山くんめちゃめちゃカッコイイやんけ。
全ては表と裏。陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる............
ほう、なるほどなるほど。。。(分かってない人)
最初はワーー!!ヤーーー!!と刀を振るうだけかと油断していたら、ど迫力の斬り合いが始まる
しばらくすると、
きました ""戸板バッタン"" (正しくは戸板倒し)
Ride On Time(というドキュメンタリー番組)でも伝説回になった、この戸板倒しの練習シーン。
一歩間違えば大怪我につながってしまう大変な演出だから、見ているだけじゃなくてまず自分が動けと後輩に厳しい口調で指摘する佐久間くんが印象的で。
「佐久間大介怖い先輩説」を見事に立証したあの回。
その戸板倒し、
人の力だけで支えられる薄い板の上にさらに人が立っている、掛け声と共に倒れる板、重力を感じさせずにスタッと降り立つ3人...
そして再び始まる斬り合い。
白装束を身につけたふっかさん、ある一点を見つめます
お? .......誰を見てる???
こ、これは...
.........................佐久間くんだ?!!!?!!!
睨み合って...??! 斬りかかった!!!!
え待って待って(一時停止ボタン)
ふかさく!!!!!!(立ち上がるオタク)
思えば『滝沢歌舞伎2014』の「義経」で、佐久間くんは鷲尾十兵衛という盗賊の役を、ふっかさんはのりぞうという義経に憧れた町民の役を演じています。
義経が追い詰められた平泉の最終決戦で、十兵衛とのりぞうは背中合わせで戦うんです。
弱いのりぞうを十兵衛が庇うようにしながら2人で刃を奮いますが、最期、敵の多さには勝てず。背中合わせのまま腹を貫かれて絶命するんですよ.........
そんなお互いの背中を託して戦っていたふかさくが、今作では真正面から互いに刃を交えているんです.........ううっ...うぅ.........泣泣
胸熱すぎて頭おかしくなりそうだ、ふうふう...
もう〜〜誰??
三枚目を演じながらも笑顔と強い決意でグループを引っ張る最年長組の、長男と次男をバチボコに争わせようって言い出したの。
そしてこっちも見てくださいよ、ゆり組です。
生まれた病院も幼稚園も高校も大学も習い事も一緒、そしてジャニーズに入所し遂には同じグループでデビューするというトンデモ幼馴染みの2人。
そんな2人が好戦的に、少し楽しそうに口角を上げながら斬り合いをしている!!!
しょっぴーとだて様、ちょっと楽しそうなのがずるいんだよね、ふかさくの斬り合いとは雰囲気が違う。
命の取り合いをしているのに、まるで昔遊んだ記憶を重ねるように若干の無邪気さを漂わせているのが非常にエモい。非常にエモい。
メンバー間の関係性やここまでの苦労、そしてグループとしての背景などなど、色んなことをよーーーーく分かってる人じゃないとこんなエモい演出できないよ.....??
え。そうじゃん。
これ、演出、タッキーーーーーーー?????
天才じゃーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!(超絶無礼)
4. 変面
その名の通り変面。 お面が一瞬のうちにパッと次々変わっていくんですね
って
これ国家機密の芸当じゃなかったですか??
ほうほう、中国4000年の歴史をSnow Manは引き継いでいると.........
えー 全くどうなってるか分かんねぇな.....
Japonismで大野さんのマスクマジックを生で見てたけど、まーじで分かんなかった
は?、え??なに? 何今の
えっ!!! すご?!!!??!
ってアホみたいな反応してた記憶。
大野さんの魅せ方って本当に上手いですよね所作に無駄がなく素早くシンプルかつ美しい。そういえば京都で牛若丸もやってたことあるんだよ大野さん、大野さんに伝統芸能やらせたら天下一品なんだなぁ(オタク特有の早口)
まあそれは置いといて
滝沢くんもやっていたこの変面。
そもそもこの滝沢歌舞伎ZEROは滝沢くん自身がやられていた色んな演目をそれぞれSnow Manが受け継いでいるわけですけど、この変面を託された3人も見事にやり遂げてた。おおおって声出ちゃったもん。
ロングブーツを履いても負けない3人のスタイル...
長いマントを翻し変面を操りながら優雅に歩くその姿に惹き付けられます...
この凄さ、見た方が早いですよ。見な?(圧)
5. Maybe
わたしMaybeほんとうに好き。
(ひらりと桜のデジャブ...??)
この曲はやはり、
なんといってもラウールのフリーダンス。
もう言葉が出ないよ。(出てる)
こういうの年齢とか関係ないけど、でも言っちゃう
この子15歳よ...............................?? ???
ラウールがSnow Manの一員となって約1年半
今となってはこれだけのポテンシャルを持ったラウールの凄さをよく知っているけれど、この当時に生でこれ見てたら私ひっくり返って気失ってたな
激しいけど切ない、力強いけど儚い、
こんなにも光を放ち、堂々と動き舞い続ける15歳
エネルギッシュなのにどこか脆さを感じるのは、
まだまだ未熟な年齢のせいか、それとも変化の時を迎えたSnow Manの当時の環境や空気感が反映されているのか
とにかくむき出しの魂だった
それに「ダンスは表現だ」ってよく伝わる
アイドルだから歌って踊ります、っていう次元を超えてダンスが曲の世界観を表現するための手段としてちゃんと昇華されているのが素人目にもハッキリわかる。
これは色んな人に見て欲しいな〜〜!!!!!
全世界見て〜〜〜〜〜〜!!!泣泣泣泣泣泣泣泣
あと、これは余談。めちゃくちゃ余談。
ラウールの履いている赤い靴がアンデルセン童話の「赤い靴」を連想させてとても脳内にこびり付いたの、、、
履いてしまったら死ぬまで踊り続けなければいけない赤い靴。
苦しみに耐えきれず脚を切り離しても赤い靴と足だけがくるくると踊り続けるあの話。
足を失った少女は義足が出来るまで立てないのでどうするのか、
椅子に座るんです。
赤い靴、、、、椅子、、、
え、怖っ。
怖い話しちゃったよ、結構残酷な話なんだよねあれ。
でもある意味ラウールとも重なってしまう
Snow Manというグループに入り、そこでずっとやっていく決断をした。
この先どんな事があっても逃げられない、永遠に踊り続けていかなければならない赤い靴を、覚悟を持って履くと決めたんだよね
まあ流石に深読みし過ぎかな、とも思うけど感情のままに踊り狂うラウールを見てそんなことを思ったり、ちょこっと切なくなっちゃったり...
とにかくMaybeのラウールのダンス、感情表現も技術もめちゃくちゃすごいから見てほしい
騙されたと思って見て!!!ね!!!!!!!
あの、さ... やっぱりMaybe好きすぎるから今度Maybeだけをひたすら語るブログ書きそうな気がするわ...そのうち...(いつ来るか分からない"そのうち")
だってこの曲、歌詞を見ても演出を見ても色々なこと考えちゃうじゃないですか、、
この段階でラウールの話しかしてなくて、佐久間くんのダンス、あべふかの歌について全く触れられてない
考察捗りまくるんだよ、、歌う2人は静かな表情で、踊る2人は泣き叫ぶように全身を動かす。
この対比、何を伝えようとしているんですかね、、、、
あーーー楽しい
早く書こ。
6. バラード 「My Friend」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゆり組激エモソング!!!!!!!!!!!!!!
”ゆり組”というのは先ほど殺陣のところで記述した奇跡の幼馴染みコンビ、渡辺翔太さんと宮舘涼太さんのこと。
渡辺くんは歌唱で、宮舘くんはフライングで、曲の世界観を表現します。
そもそも曲名が「My Friend」なのでこの2人がやること自体"エモ"なんですよねぇ...
幼少期からお互いを知っているこの2人だからこそ唯一、友という表現をすんなり当てはめることができる関係性
一場面まるまるソロで歌うというのは、長年滝沢歌舞伎に出演していたSnow Manでも経験のないこと。
座長という立場を引き継ぎ、今回渡辺くんがその大役を任されます。
歌声は文句なく上手で、緩急のついた美しい響きです。
それでも公演中にはスランプに陥り、公演期間の中盤を越えたあたりから数日間も声が出なくなって歌えなくなった時があったのだから、主演として場面を任されるということに相当な見えないプレッシャーがのしかかっていたのだと思う...
当時、「渡辺くん今日も声出てなかった」「大サビからずっと俯いて苦しそうだった」などと書かれたファンの皆さんの観劇レポを見て私も心配していました。
その後、「渡辺くん今日声出てた!」「最後まで歌いきった!!良かった!」というレポを見たときは心底安心したのを覚えています。
後に渡辺くんはこの時のことを
目黒や康二が「絶対大丈夫だから」「いけるいける」と毎公演俺がステージに上がる前に袖で励ましてくれた。そうしたら声が出るようになった。
と語っていて、
ドキュメントにも林くんに励ましてもらったり、歌えるようになった後に演者の皆がガッツポーズをして喜んでくれたりする様子が映っており、たくさんの周りの人の力で乗り越えられたのだなとカンパニーの結束力や温かさに感動しました。
この経験を経てまた舞台役者としてグッと何段も成長したのであろう渡辺くんの、カッコイイ姿がとっても心に残る演目
私このMy Friend きっと見る度に泣いちゃうと思う、、
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後編に続く